SET:3枚そろえ
4つの属性で3枚組を見つける
この訓練について
「SET:トリプル」は、4つの特徴(数・形・色・濃淡)がそれぞれ3通りの値を持つカードの山を使った視覚的なパターンゲームです。テーブルに並ぶカードを見渡し、正しい「セット」3枚を見つけるのが目標です。4つの特徴それぞれについて、3枚のカードが「すべて同じ」か「すべて異なる」のどちらかでなければならず、2枚が同じで1枚だけ違うという混在は許されません。
鍛えられる力
時間に追われながら視覚探索と特徴の結びつけを鍛え、さらにワーキングメモリの規則を扱う部分も鍛えます。4つの条件を頭に保持し、それを3枚のカード全体にわたって同時に確かめるからです。候補の3枚を絶えず捨てては新しい組を探し直すので、認知的柔軟性にも頼ります。
歴史
このゲームは、ある遺伝学者が自分のデータにどの形質が現れるかを記録するために使った略記法から生まれ、やがて研究室や友人の間で遊ばれるカードゲームになりました。1991年に商業出版され、同年アメリカ・メンサのメンサ・セレクト賞を受賞し、その構造が有限幾何学にきれいに対応することもあって、以来、数学の教室やパズル愛好家の間で定番となっています。
考案者と時期
遺伝学者マーシャ・ジーン・ファルコが、1974年にイギリスのケンブリッジで遺伝学を研究していた際に考案し、1991年に自身の会社セット・エンタープライズから出版しました。多くの抽象パズルとは違い、SETには一人の、よく記録された発明者がいます。
トレーニング方法
たとえば色という一つの特徴を選び、探し始める前にテーブルを頭の中でグループに分けましょう。手当たり次第にペアを比べてはいけません。任意の2枚のカードはセットを完成させる3枚目をちょうど一つだけ決める、という規則を活用してください。2枚が目に留まれば、あとはその相棒1枚を思い描いて探すだけです。決める前に必ず4つすべての特徴を確かめるよう自分に課しましょう。素早い間違いはたいてい濃淡を見落としています。
練習時間の目安
短く頻繁なラウンドがいちばん効果的です。1回5〜15分を週に数回。探すのが遅くなりミスが忍び込み始めたらやめましょう。疲れたまま続けても、たいていは速さではなく苛立ちを鍛えるだけです。
科学的根拠
もっとも確かな証拠は予想どおりのことについてです。セットを見つける速さと正確さ、そしてこの種の多特徴の視覚探索が向上します。一般的な知能や学校の数学の成績、日常の推論を高めるという主張ははるかに弱く、近転移が控えめで遠転移はほぼ証明されていないという認知訓練研究全体の傾向と一致しています。大げさな約束は慎重に受け止めてください。
おすすめ
短時間集中で遊び、目に飛び込んできた2つだけでなく、どの3枚でも必ず4つすべての特徴を確かめると決めましょう。まず正確さ、速さは後からついてきます。
よくある質問
正確には何が「セット」になるのですか?
数・形・色・濃淡という4つの特徴それぞれが、3枚すべてで同一か、3枚すべてで異なるかのどちらかになっている3枚のカードです。どれか一つの特徴で2枚が同じで1枚だけ違うなら、それはセットではありません。
これで頭が良くなったり数学が得意になったりしますか?
正直なところ、たいていはSETと素早い視覚探索が上達するだけです。一般的な知能や数学の成績を高めるという確かな証拠はありませんが、パターンを見抜くための集中した良い練習にはなり、有限幾何学とうまく結びつきます。
固まって何も見つけられません。どうすればいいですか?
一度にすべてを見渡すのをやめましょう。一つの特徴に的を絞り、それでカードをグループ分けし、任意の2枚がセットを完成させるカードをちょうど一つだけ指し示すという事実を使って、その1枚だけを探してください。
バリエーション
よくあるバリエーションには、時計と競う一人用のタイム制、いち早く宣言した者勝ちの多人数レース、濃淡を外して3特徴にした易しい山、決まった配置にいくつセットが存在するかを問う、または少なくとも一つは存在すると保証するパズルモードなどがあります。