ストループ:抑制
文字の意味ではなくインクの色を
この訓練について
色を表す単語が、食い違うインクで印刷されます。たとえば「あか」という単語が青で。そして単語を読むのではなく、インクの色を答えなければなりません。色を答えるとは、読もうとする自動的な衝動を抑え込むということです。
鍛えられる力
抑制制御、すなわち速く自動的な反応を抑えて、遅いが目標に沿った反応を優先する力に加え、選択的注意と処理速度を鍛えます。
歴史
心理学でもっとも引用される実験の一つです。1930年代以来、何千回も応用され、実行機能を測る標準的な臨床・研究指標となっています。
考案者と時期
John Ridley Stroopで、1935年の論文「Studies of Interference in Serial Verbal Reactions」の中でこの効果を記述しました。
トレーニング方法
まず正確さ、それから速さを目指しましょう。生の反応時間ではなく、自分の干渉コスト、すなわち食い違う(不一致の)試行が一致した試行に比べて余分にかかる時間を記録してください。疲労がミスを増やさないよう、ブロックは短く保ちましょう。
練習時間の目安
短いブロックを数分ずつ、週に数回。干渉コストは、抑え込みがより効率的になるにつれて最初の数回で縮むのがふつうで、その後は横ばいになります。
科学的根拠
効果そのものは盤石で、ほぼ誰にでも再現されます。訓練すれば、課題における自分の干渉は確実に縮みます。それが日常の自制に波及するかははるかに不確かなので、幅広い意志力の向上ではなく、特定のスキルのために訓練してください。
おすすめ
葛藤のもとで、正確かつ素早く抑え込む力を磨くために使いましょう。ミスが増えた瞬間にやめてください。雑な速さはスキルではありません。
よくある質問
ストループ効果とは何ですか?
別の色を綴った色名のインクの色を答えるときに生じる遅れのことです。読むことが、色を答えることを邪魔するのです。
何を測っているのですか?
抑制制御と選択的注意で、実行機能の中核をなす部分です。
訓練できますか?
練習すれば自分の干渉コストを下げられます。現実の自制への幅広い転移は十分には確立していません。
バリエーション
古典的な色名版、感情ストループ(色の代わりに感情語)、数値ストループや空間ストループ、そして単語を読んでインクを無視する逆版などがあります。