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トレイルメイキング

1→A→2→B→3——注意の切り替え

トレイルメイキング — screenshot

この訓練について

トレイルメイキングは点つなぎのスピード課題です。画面にはばらばらに置かれた円が表示され、集中を切らさずできるだけ速く正しい順にタップします。簡単な版では1・2・3と最後まで番号順に、難しい版では1・A・2・B・3・Cと数字と文字を交互にたどり、一手ごとにレーンを切り替えます。

鍛えられる力

数字だけの版では視覚的な走査と処理速度を鍛え、さらに数字と文字の版ではその上に認知的柔軟性、つまり位置を見失わずに二つのルールを切り替える力を鍛えます。このセット切り替えの要求こそ、交互モードを実行機能をのぞく古典的な窓にしています。

歴史

起源は1938年のPartington's Pathways Testという紙の簡単な課題です。1944年に米陸軍個別検査バッテリーに組み込まれてトレイルメイキングテストの名がつき、1950年代には神経心理学者Ralph Reitanが脳損傷スクリーニングに採用してHalstead-Reitanバッテリーに組み込みました。これによって彼の紙と鉛筆の版が、今も多くの臨床で使われるものになりました。

考案者と時期

単独の現代的な発明者はいません。最初の版は1938年ごろのアメリカの心理学者John E. Partingtonによるものとされ(Partington & Leiter, 1949として刊行)、数字と文字の形式と名称は1944年の米陸軍に由来し、Ralph Reitanが1950年代以降に標準化して普及させました。

トレーニング方法

一つずつ探すのではなく、タップする前に視線を先に走らせ、次の二、三個の標的を見つけておきましょう。交互モードでは、次の数字と次の文字という二つのポインタを同時に頭に置くと、切り替えの代償が小さくなります。まず正確さ、それから速度です。誤タップ一つのほうが、少し遅く動くより時間を食うのが普通だからです。

練習時間の目安

短いセッションが最も効果的です。1回5〜10分で数枚の盤面を、週に数回。上達はすぐ頭打ちになり、持久戦というより短距離走なので、長く延々こなすより短く頻繁な練習のほうが効果的です。

科学的根拠

確実に示されているのは、まさに予想どおりのことです。練習すればトレイルメイキングそのものが速く正確になり、この課題は処理速度とセット切り替えのよく検証された臨床指標です。そこからより広い向上へ跳ぶところで、証拠は弱くなります。認知訓練の大規模メタ分析は、適切な能動的統制群を用いると、未訓練の能力や一般知能への転移がゼロへと縮むことを見いだしています。全般的に賢くなる、衰えを防ぐといった約束はどれも慎重に受け止めてください。

おすすめ

数字と文字のモードを主な挑戦に使いましょう。ルール切り替えこそ本当のトレーニングになる部分です。そして各回は短く保ってください。

よくある質問

数字だけのモードと数字・文字のモードの違いは何ですか?

数字だけのモードは主に、どれだけ速く走査して順番づけできるかを測ります。数字・文字のモードは二つの系列のあいだで絶え間なくルールを切り替える要素を加え、認知的柔軟性に負荷をかけます。だからこそ、たいてい所要時間が約二倍になります。

良いタイムとはどのくらいですか?

健康な成人では数字だけのパートが平均およそ30秒、交互のパートが約75秒ですが、これは年齢や具体的な配置に大きく左右されます。決まった数字とではなく、自分の過去の記録と比べてください。

これで実生活で賢く、あるいは速くなりますか?

正直なところ、研究が裏づけるような広い意味ではなりません。この課題や似たような走査・切り替えは明らかに上達しますが、一般知能や日常機能への転移を示す統制された証拠は弱いので、脳のアップグレードではなく的を絞った練習として楽しんでください。

バリエーション

変種は標的と切り替える次元を変えます。数字だけ(パートA)と数字・文字交互(パートB)、文字の代わりに二色を切り替える色版、ラテン文字以外の言語向けの図形版や星座版、手をまったく使わない口頭版や歩行版、そして円を増やすだけの長いグリッドなどがあります。